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11月に入り、コロナに加えインフルエンザも気になる季節となりました。各自治体によって対応に差はありますが、日本全体の『感染対策をして経済を回す』の流れは変わりないように思えます。
また歯科界の人材・採用動向は、先月との変化をあまり感じず、安定してきたように見えます。応募者からのお声でも、コロナに関連したご不安やご相談はかなり減ってきました。
少しずつ、医院経営における変数の中に、コロナ対策が織り込まれていくのかもしれません。
事例5 広い人脈が仇となった例
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デンタルスタイルが聞いた応募者の本音
「とても良い感じの先生で、医院の状況を考えても私を必要としてくれている感じがしたので、是非入社をお願いと思っていました。ただ、昨日現職の院長に呼び出されて、「〇〇先生から聞いたよ〜!」って言われて…。転職活動をしていること自体は院長に言っていましたが、先生同士がそこまで繋がっていると思うとやりづらいのと、現職の院長先生に話してしまうような個人情報の管理意識が不安なので辞退しようと思います。」
待遇やポジション含めてこれ以上の条件はなかなかないことや、先生も悪気があったわけではないことをお伝えしましたが、残念ながらご辞退となりました。
今回のポイント
横のつながりを大切にされている歯科界では、知人の先生との情報交換はとても大切ですよね。
一方で採用、雇用に関わる情報はその多くが「個人情報」になり、漏洩すると「個人情報の保護に関する法律」違反で罰則の対象となります。想像以上に、取り扱いに注意が必要です。
個人情報とは
Pマーク(プライバシーマーク)を発行している一般財団法人日本情報経済社会推進協会によると、「個人情報」となるポイントは以下の2つです(詳細はこちら)。
1. 個人に関する情報であること
2. 特定の個人を識別できること
例えば、名字だけでは個人を特定できずとも、それに歯科医院名や、住所などのプロフィール情報が加われば、その方がどなたなのか特定ができてしまいます。その特定された個人の情報はすべて「個人情報」です。もちろん名字に加えて、名前があるとなお特定されてしまいますよね。
今回のように現職や前職の院長に連絡をすることは、現在社会では御法度です。ぜひお気をつけください。
具体的な解決方法
とはいえ今回の先生としては、応募者が自院にマッチするかという点を判断したかったことと思います。
その問題解決方法は、とてもベーシックな手段ですが、しっかりとご本人とコミュニケーションを何度もとること、質の高い面談、面接ができるようにするようにすることに尽きます。
具体的には、
・ホームページや求人ページに多めに情報公開する
・事前に聞きたいことをまとめておく
・面接時間をしっかりとり、お互いの理解が深まるようにする
・面接回数を複数回にしてみる
・見学時間をしっかりとる
・メンバーと話す機会を作る
・給与を払い、お試しで何日か働いてもらう
などです。
以前のコラム(一覧は記事下部に記載)でもお伝えしていることも含まれていますので、ぜひ合わせてご覧いただければと思います。
また、デンタルスタイルでは「情報公開」に強いサイトを用意しています。サポート体制も手厚くご用意していますので、掲載をご希望の医院様はお気軽にご相談ください。
どうしても気になる先生は
どうしても前職の評価が聞きたいときは、ご本人に許可を取った上で対応してください。
ただ事後にトラブルにならないよう、司法書士の先生に協力してもらい、書面を交わすことを強くお勧めします。
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