IATインプラントシステムが印象から上部構造製作までのデジタル完結を実現

IATインプラントシステムは、日本ピストンリングがお届けする純国産のインプラントブランドです。

日本ピストンリングは、自動車エンジンのピストンリングをはじめとした精密部品メーカーとして、その高い技術力が世界的に評価されているグローバル企業です。IAT EXA PLUSの中にも、常に世界標準の品質を目指して挑戦する、ものづくり哲学が息づいています。

^{IATインプラントシステム}

この度、歯科業界の著しいデジタル化への対応および、当システムのデジタルワークフローのさらなる充実を目的とし、口腔内スキャナー「A-Oral Scan2」の販売を開始しました。

A-Oral Scan2は、Shining 3D社にて開発され世界85か国にて販売、使用されている製品です。インプラント治療はもちろんのこと、補綴治療などさまざまな臨床ケースに適応可能です。IATインプラントシステムでは、A-Oral Scan2をはじめとするデジタル機器と連携することで、デジタルデンティストリーに基づいた、一貫したデジタルワークフローで治療が完結できます。

A-Oral Scan2の特徴

ご存じの通り、口腔内スキャナーの出現によって、印象コーピングや印象材、技工用アナログなどのアナログ資材が不要になるだけでなく、印象材の変形、石膏の硬化・膨張などによるエラーの発生を解消しました。さらには、精密な咬合採得も可能にし、より精度の高い上部構造の作製を実現しています。

当社が販売するA-Oral Scan2は、操作しやすいインターフェース、リアルな色調表現、高精度なスキャンデータが特徴です。また、パウダーレスのため、印象採得時の不快感を軽減したり、嘔吐反射を防ぐことができます。

さらに、完全オープンシステムの搭載により他機器との互換性が高い上、世界的に使用者の多いデジタルデザインソフトexocadとの連動が可能。そのため、現在お使いの機器にも幅広く対応することができます。そして、このようなさまざまな特徴を有していながらも、他社には真似できない低価格を実現しています。

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IATインプラントシステムのデジタルワークフロー

IATインプラントシステムにA-Oral Scan2が加わることにより、インプラント治療のデジタルワークフローが完成しました。

^{印象から上部構造製作まで一貫した、インプラント治療のデジタルワークフロー}

まず、術前診断において、患者さんのDICOMデータをインプラント埋入シミュレーションソフトウェア“IAT 3D NAVI”に取り込み、顎骨の形態・骨質・解剖学的ランドマークを確認しながら、インプラントの埋入計画を立案します。

その際、A-Oral Scan2により口腔内環境をスキャンしたデータをIAT 3D NAVI上で合成することによって、解剖学的観点だけでなく補綴学的観点からデザインした、綿密な治療計画を立案することができるようになります。

その後、埋入シミュレーションを実現するためのサージカルガイドを3Dプリンターで作製することで、IATガイドシステムによるサージカルガイドに沿った、ドリリング～インプラント埋入を安全安心に行うことができます。オッセオインテグレーション獲得後には、再びA-Oral Scan2を用いて口腔内のデジタル印象を行います。そして、CAD/CAMシステムを用いて上部構造を作製することによって、自由度がありつつも質の高い補綴物治療を患者さんに提供することが可能となります。

^{IATガイドシステムにより、適切な位置への埋入が実現}

また、松風S-WAVE CAD/CAM加工センターとコラボレーションすることにより、症例に応じたフルオーダーのアバットメントなど、より自由度の高いCAD/CAM補綴製品を製作することが可能です。さらにはCERECシステムにも対応したチタンベースもラインナップされているため、すべてのデジタルプロダクトに対応できます。