・コスパが高く、SDGsも同時に達成できる、2024年3月に誕生した歯科ブランド「genemo(ジェネモ)」とは? ・WHITE CROSSユーザーの歯科医師が実機を体感!ジェネモ クリニカムSの使用感はいかに…?! |
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はじめに
歯科医師の先生方は、「genemo」というブランドをご存じでしょうか?
genemoは2024年3月に誕生した歯科ブランドの一つで、その特徴はコンセプトにあります。genemoのコンセプトは、「お求めやすい価格と品質を兼ね備え、長期間にわたりご満足いただける商品を提供すること。同時に、環境への配慮を考え、社会的な活動への支援を通じて、より持続可能な社会を築いていくこと」としています。医療に携わるブランドとして、商品自体の品質はもちろん、コストパフォーマンスも重視し、幅広いユーザーに使用してもらうことを目指しています。
しかし、それだけでは他のブランドと大差はありません。genemoの最大の差別化された特徴は、環境への配慮と売上の一部を社会的活動に使用することを宣言している点にあります。これは、歯科医師がgenemoの商品を購入し、日々の臨床を行うことが、目の前の患者さんや地域への貢献だけでなく、より広い社会貢献にも繋がることを意味しているのです。
genemoの商品を梱包するパッケージは環境を考え、FSC認証用紙を利用して作られている
genemoが行う社会貢献とは?
genemoは「国際医療NGOジャパンハート1)」に協賛し、口唇・口蓋裂総合治療プロジェクト2)への支援を宣言しています。
genemoとしては、この活動に共感し利用してくれるユーザーが増えることで、より多くの支援が必要な患者さんを助けることができ、この活動が広がることでgenemoブランドのラインナップの増加に繋がり、さらに多くのユーザーに共感してもらえるというサイクルが生まれ、サステナブルな社会が実現することを目指しています。
genemoが目指す、サステナブルサイクル。それぞれが増加すれば、助けられる人が増えていく。
genemoの活動自体は始まったばかりであるため、今後どのように発展していくかは未知数です。しかし、売上や利益を重視するのではなく、社会的意義を重要と考えるブランドとして、今後の動向に注目していただきたいです。
1)「すべての⼈が、⽣まれてきてよかったと思える世界を実現する」をビジョンに、国内および東南アジアを中⼼に活動している医療ボランティア団体。
サステナブルな社会を目指すgenemoが展開する『ジェネモ クリニカムS』
genemoは始まって間もないため、その製品ラインナップはまだ少数です。今後はラインナップの増加や利用ユーザーへの活動報告などを計画していますが、まずは第1弾となる『ジェネモ クリニカムS』について簡単に紹介させてもらいます。
ジェネモ クリニカムS
ジェネモ クリニカムSは、タブレットやスマートフォンと接続することで、画像や映像をリアルタイムに確認できる歯科用口腔内ワイヤレスカメラです。その特徴は、54gという軽量にも関わらず、フルHD(1920×1080ピクセル)の高解像度とIPX5に準拠した高い防水性を実現している点にあります。
撮影したデジタル口腔内写真は、患者ごとに保存・管理が可能です。
水濡れを気にせず使えるIPX5の防水性能
ワイヤレスなので煩わしいケーブルを気にする必要がなく、アプリとWi-Fi接続することで、iPadなどの大きな画面でリアルタイムに確認しながら撮影することが可能で、ミラーのように患者説明に活用することができます。
また、これだけの機能を備えて低価格(メーカー希望小売価格58,900円)という価格も魅力の一つです。
ジェネモ クリニカムSの特徴は、以下の通りです。
① タブレットやスマートフォンへの接続方法が簡単
ジェネモ クリニカムSは本体からWi-Fiの電波を発信しているため、撮影した画像や映像を、専用アプリをインストールしたタブレットやスマートフォンでリアルタイムに確認することができます。
② クリニカムSアプリ側のボタンで撮影可能で手振れを防止
カメラ本体の表面・裏面の撮影ボタンに加え、アプリ上の写真撮影ボタンを使用することで、より手振れすることなく撮影が可能になります。
③ 撮影した画像を任意の場所へ移動可能
撮影した画像データはアプリを使用するデバイスに保存されます。
画像データを他のデバイスに移動させる場合は、デジタルカメラの撮影等と同様で、簡単にデータ移動が可能です。
④ 画像管理や過去画像との比較が容易に可能
専用のクリニカムSアプリでは、事前に患者登録をしておけば患者ごとの画像管理や比較が可能です。撮影した画像を4分割画面で表示したり、画像を回転させて表示したりすることで、より効果的な患者説明に使用することができます。
WHITE CROSSユーザーの歯科医師が実機を体感!ジェネモ クリニカムSの使用感はいかに…?!
今回WHITE CROSS編集部は、都内で開業する歯科医師の先生とともに、実際に『ジェネモ クリニカムS』を体感。同行した歯科医師の先生に、ジェネモ クリニカムSを使用してみた感想を伺った。
もともと当院は、予防管理型歯科医院を目指し、チェア4台で私と非常勤の勤務医の先生、そして歯科衛生士数名で運営をしています。その中で、“日常診療で誰もが手軽に使える”口腔内カメラを探していました。
“日常診療で誰もが手軽に使える”にフィットする口腔内カメラを探してきましたが、ジェネモ クリニカムSへの感想は、「これを探していた」でした。院長である私だけではなく、当院以外でも働いている先生や、「変化すること」「デジタル」が苦手なスタッフでも、学習コストなく・チェアを選ばず・短い準備時間で撮影し、患者説明に使えることを求めていたからです。
ジェネモ クリニカムSの特徴である「シンプル & 高画質 & 低価格 & ワイヤレス」であれば、有線カメラのようにチェアが固定されず、当院のデータ保存の使い方まで理解してもらう必要もなく、誰もが手軽に患者説明に使えます。もっとも大切な画質についても、十分と感じました。値段も安いので、今後の歯科医院の拡大に合わせて、複数台運用していこうと思います。
また、genemoの掲げる社会貢献性についても共感しました。私の中には、医療従事者としてどこか世のため人のためという思いがあります。日々使う医療機材を通じて、社会貢献を感じられることは、とても素敵だなと思います。
実際にジェネモ クリニカムSを体験する様子
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歯科医師が「より良い臨床を目指しながら、社会貢献も同時に行える」、そんな姿をサポートする新しい歯科ブランド「genemo」。
「サステナブル(=持続可能な)」という言葉が世に広く根付いた昨今、その概念を取り入れた商品やサービスが多くの消費者に受け入れられる傾向にあることは、周知の事実であろう。
ディスポーザブルな器具や材料を多く使用する歯科でも、SDGsに貢献できる機会が広がり、実践していく歯科医療従事者の輪が広がることを願う。
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