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臨床 2017/02/15

ニューロマスキュラー理論とその実践

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WHITE CROSS編集部
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1972年に米国のDr. Jankelsonによって開発されたニューロマスキュラー理論は、咬合位を神経や筋肉にとって最も調和のとれた状態にする考え方である。そしてその治療法においては、K7エバリュエーションシステムという下顎運動測定用の医療機器が用いられる。

 

 

K7エバリュエーションシステムでは、下顎運動記録、筋電図記録、顎関節音記録を測定することができる。

出典: ICCMO Japan 国際顎頭蓋機能学会日本部会 

 

多くの歯科医師にとって、ニューロマスキュラー理論や下顎運動記録などという言葉自体は耳にしたことがあっても、その実践についてはイメージできないのではなかろうか。

 

国際顎頭蓋機能学会日本部会会長の池田正人先生は、「ニューロマスキュラー理論を理解しK7を活用することは、歯列が崩壊し、咬頭嵌合位が利用できない、顎関節も不安定で基準にならない患者さんにおいて非常に有効です。患者さんの顎位が不安定でバイトが取れない、正しい顎位で補綴するための基準が欲しい、咬合が原因と思われる不定愁訴を改善したい、このような悩みをお持ちの歯科医師の方に学んでいただきたい。」と語る。

 

その理論と実践活用について、歯科医師として必ず身につけるべき生理的咬合の基本概念と診断、治療術式について講義を受け、デモによりその実践を知ることができる『ニューロマスキュラー咬合セミナー ベーシックコース』 が 3月、7月の2回に分けて福岡県博多市において開催される。当セミナーは、2001年より開催されており人気を博している。

 

ダイジェスト 〜参加により何を学べるのか〜

 

 

受講経験者の声: 末宗清伸先生(福岡県 日の出いこい歯科医院)

私は、その顎機能、顎位をみるため、K7エヴァリュエーションシステムをひとつのものさしとして利用しようと思いコースを受講しました。

 

コンピュータ機器の下顎運動測定機で、咬合異常による神経や筋肉、骨格の不調和、顎関節の状態や咀嚼筋活動の状態を客観的情報として得る事ができ、正しい顎位を修復、導きだすことが可能ですし、患者さんにその分析や情報を資料として提供も、説明もできますので、説得力があり、臨床に非常に役立つことをコースをとおして知りました。

 

ニューロマスキュラーのコースを受講し、現在は、K7を導入することで、日々の自分の臨床の幅が広がり、有意義になったことも事実です。

 

講師・インストラクター

 

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執筆者

WHITE CROSS編集部

WHITE CROSS編集部

臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士・歯科関連企業出身者などの歯科医療従事者を中心に構成されており、 専門家の目線で多数の記事を執筆している。数多くの取材経験を通して得たネットワークをもとに、 歯科医療界の役に立つ情報を発信中。

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