「予知性の高い治療」をコンセプトに発足25周年を迎えたJIADS。本書では、その歯科臨床に対する基本的考え方(Concept)を継承し、このコンセプトに則った長期的治療結果(Longevity)を提示・考察することで、予知性の高い治療(Predictability)に必要な条件とは何か、コンセプトに基づいた新しい治療技術(Possibility)を読者に伝え、予知性の高い治療結果を目指した治療の実践(Science)を提示していく。
本書のはじめに
小野善弘,中村公雄
Recommendation
Myron Nevins
JIADS創立25周年にあたり
藤原 顕
JIADS創立25周年を祝って
石田 武
編著者一覧
ATLAS Long-term cases
JIADSコンセプトの実践 最終補綴物装着後20~25年経過症例
小野善弘,中村公雄
Chapter1 Concept
1.総論 予知性の高い治療 小野善弘,中村公雄
2.歯周治療 松井徳雄,瀧野裕行
3.補綴 佐々木 猛
4.歯内療法 吉川宏一
5.矯正 前田早智子
6.インプラント 浦野 智
7.歯科技工士 西川 徹
8.歯科衛生士 大住祐子
Chapter2 Longevity
1.切除療法:10年経過症例
重度に骨吸収を生じ,根分岐部病変をともなった臼歯部に切除療法を行った症例
佐々木 猛
2.再生(GTR法):12年経過症例
前歯の垂直的骨欠損に対して,非吸収性膜を用いた歯周組織誘導再生療法(GTR法)を行った症例
浦野 智
3.再生(EMD):10年経過症例
深い垂直性の骨欠損に対してEMDを用いて歯周組織再生療法を行った症例
石井肖得
4.根面被覆術:11年経過症例
歯肉退縮に対して結合組織を用いた根面被覆術で対応した症例
松井徳雄
5.GBR・インプラント:11年経過症例
歯周炎により高度に吸収した上顎臼歯部にGBR後,インプラント治療を行った症例
中家麻里
6.サイナスリフト:13年経過症例
垂直的骨量が少ないため,側壁開窓法によるサイナスリフトで骨増大を図った症例
小野善弘
7.審美:10年経過症例
オールセラミッククラウンを用いた外傷歯に対する審美修復治療
宮前守寛
8.総合治療における矯正治療の役割:13年経過症例
3か所の大臼歯近心傾斜を限局矯正で改善して咬合崩壊を回避した症例
前田早智子
9.根管・歯周・補綴治療:20年経過症例
全顎の歯周外科処置が必要な重度歯周病患者に行った
咬合再構成の20年経過症例
吉川宏一
Chapter3 Predictability
1.歯周治療(切除)と補綴
歯肉退縮によりクラウンマージンが露出した上顎前歯部に歯肉弁根尖側移動術を行った症例
水野秀治
2.再生
骨欠損形態を考慮し,歯周組織再生療法を行った症例
大川敏生
3.根面被覆
矯正治療後の歯肉退縮に対し,CTGで回復した症例
花山展之
4.審美(ポンティック)
欠損部歯槽堤の形態異常に対し,歯槽堤造成と改良オベイト型ポンティックにより対応した審美症例
木林博之
5.審美(インプラント)
連続2歯に抜歯即自埋入を行った症例
瀧野裕行
6.GBR
チタンメッシュとrh-PDGFを使用した下顎臼歯部の垂直的歯槽堤増大術
根本康子
7.プロビジョナルレストレーション(1)
プロビジョナルレストレーション(臼歯部)による清掃性と機能性の模索
寺尾 豊
8.プロビジョナルレストレーション(2)
前歯部に対するプロビジョナルレストレーションの活用
伊藤貴彦
9.歯内療法
歯内‐歯周病変が疑われる歯に対し歯内療法でアプローチした症例
渥美克幸
10.エンドサージェリー
エンドサージェリーのなかで歯根端切除を必要とする症例
栗原 仁
11.非外科治療
細菌検査を併用した広汎型慢性歯周炎の非外科治療症例
土岡弘明
12.総合治療(1)
全顎におよぶ不良補綴物と歯肉のbiotypeに問題がある中等度~重度慢性歯周炎への対応
佐藤憲治
13.総合治療(2)
骨レベルの平坦化を意識した全顎的対応
小野晴彦
14.咬合再構成
歯周疾患をともなう患者への咬合再構成
中野 浩
15.矯正とインプラント
多数歯先天欠損患者に矯正治療とインプラント治療で対応した症例
岩田光弘
16.全部床義歯
全部床義歯を用いた歯周病患者への包括的治療
平山富興
Chapter4 Possibility
1.歯槽堤保存術
歯槽堤保存術と同時GBRを併用した症例
奥田裕司
2.即時埋入GBR(臼歯)
臼歯部におけるGBRをともなう抜歯即時1回法インプラント埋入
高井康博
3.GBRにおけるチタンメッシュの固定法
チタンメッシュを固定するためにBECS(bone enhancing cover screw)を用いた症例
猪子光晴
4.サイトディベロップメントとしての矯正
矯正治療を利用した組織増大
岡田豊一
5.マイクロエンドサージェリー
外部吸収が起こっている歯に対しMTAを用いたマイクロエンドサージェリー
福地康生
6.インプラント周囲炎(1)
エルビウムレーザーを使用した,インプラント周囲炎に対する再生療法
吉野敏明
7.インプラント周囲炎(2)
エルビウムレーザーを用いたインプラント周囲炎の治療症例
山本敦彦
8.Guided Surgery
無歯顎症例に対してガイデッドサージェリーを応用したインプラント治療
鳥潟隆睦
9.PAOO
上顎中切歯に1/2以上の水平的吸収をともなう60代女性の全顎的矯正治療への対応
田中希代子
10.マテリアル(ジルコニア)
ジルコニアフレームを用いた全顎症例
蘭 源太郎
11.総合治療
包括歯科治療による歯列とデントフェイシャルの再構成治療
佐分利清信
Chapter5 Science
1.APF術式
骨整形・歯肉弁の処置は十分だったか?
歯肉弁根尖側移動術による骨の平坦化により審美性の改善を図った症例
原 博章
2.FGG術式
移植片・歯肉弁の扱いは妥当だったか?
再生療法後に骨外科処置を併用したFGGを確定的歯周外科処置として行った症例
神山剛史
3.再生療法
歯肉弁の切開・剥離は適切であったか?
1壁性の骨欠損に対して再生療法で対応した症例
吉野宏幸
4.根面被覆
術式の選択は妥当だったか?
CPFとCTGによる根面被覆術により歯肉退縮の改善を図った症例
長町健史
5.補綴前処置として歯周形成外科
安定した歯周環境整備のための術式選択は?
歯周外科により清掃性の獲得とバイオタイプの改善を図った症例
金子潤平
6.インプラントポジション
埋入方法,埋入位置,上部構造の形態は適当か?
抜歯即時埋入により上顎前歯部の審美性の改善と機能的改善を図った症例
成川正之
7.下顎GBR+インプラント
GBR時に一次閉鎖しなくとも骨の再建は可能か?
Bio-GideとCYTOPLAST Ti250を用いたGBR
豊岡正隆
8.サイナスリフト
抜歯と同時にサイナスリフトは可能か?
ステージアプローチでインプラント埋入を行った症例
佐久間隆章
9.プロビジョナルレストレーションの形態
清掃性・審美性を考慮した形態修正の進め方は?
治療のゴールを具体化する道標となったプロビジョナルレストレーション
田村太一
10.上顎前歯部プロビジョナルレストレーションの形態
プロビジョナルレストレーションの形態修正は妥当か?
APF後にプロビジョナルレストレーションの形態を調整した症例
成 仁鶴
11.咬合高径の回復
ブラキシズムがある場合の治療ゴールはどこに設定するか?
咬合高径の低下が疑われる患者に対して咬合挙上を行った症例
関根 聡
12.エンドサージェリー
MTAを用いた意図的再植術の予知性は?
意図的再植術により歯の保存を試みた症例
間島 徹
本書のおわりに
小野善弘
本書のはじめに
小野善弘,中村公雄
Recommendation
Myron Nevins
JIADS創立25周年にあたり
藤原 顕
JIADS創立25周年を祝って
石田 武
編著者一覧
ATLAS Long-term cases
JIADSコンセプトの実践 最終補綴物装着後20~25年経過症例
小野善弘,中村公雄
Chapter1 Concept
1.総論 予知性の高い治療 小野善弘,中村公雄
2.歯周治療 松井徳雄,瀧野裕行
3.補綴 佐々木 猛
4.歯内療法 吉川宏一
5.矯正 前田早智子
6.インプラント 浦野 智
7.歯科技工士 西川 徹
8.歯科衛生士 大住祐子
Chapter2 Longevity
1.切除療法:10年経過症例
重度に骨吸収を生じ,根分岐部病変をともなった臼歯部に切除療法を行った症例
佐々木 猛
2.再生(GTR法):12年経過症例
前歯の垂直的骨欠損に対して,非吸収性膜を用いた歯周組織誘導再生療法(GTR法)を行った症例
浦野 智
3.再生(EMD):10年経過症例
深い垂直性の骨欠損に対してEMDを用いて歯周組織再生療法を行った症例
石井肖得
4.根面被覆術:11年経過症例
歯肉退縮に対して結合組織を用いた根面被覆術で対応した症例
松井徳雄
5.GBR・インプラント:11年経過症例
歯周炎により高度に吸収した上顎臼歯部にGBR後,インプラント治療を行った症例
中家麻里
6.サイナスリフト:13年経過症例
垂直的骨量が少ないため,側壁開窓法によるサイナスリフトで骨増大を図った症例
小野善弘
7.審美:10年経過症例
オールセラミッククラウンを用いた外傷歯に対する審美修復治療
宮前守寛
8.総合治療における矯正治療の役割:13年経過症例
3か所の大臼歯近心傾斜を限局矯正で改善して咬合崩壊を回避した症例
前田早智子
9.根管・歯周・補綴治療:20年経過症例
全顎の歯周外科処置が必要な重度歯周病患者に行った
咬合再構成の20年経過症例
吉川宏一
Chapter3 Predictability
1.歯周治療(切除)と補綴
歯肉退縮によりクラウンマージンが露出した上顎前歯部に歯肉弁根尖側移動術を行った症例
水野秀治
2.再生
骨欠損形態を考慮し,歯周組織再生療法を行った症例
大川敏生
3.根面被覆
矯正治療後の歯肉退縮に対し,CTGで回復した症例
花山展之
4.審美(ポンティック)
欠損部歯槽堤の形態異常に対し,歯槽堤造成と改良オベイト型ポンティックにより対応した審美症例
木林博之
5.審美(インプラント)
連続2歯に抜歯即自埋入を行った症例
瀧野裕行
6.GBR
チタンメッシュとrh-PDGFを使用した下顎臼歯部の垂直的歯槽堤増大術
根本康子
7.プロビジョナルレストレーション(1)
プロビジョナルレストレーション(臼歯部)による清掃性と機能性の模索
寺尾 豊
8.プロビジョナルレストレーション(2)
前歯部に対するプロビジョナルレストレーションの活用
伊藤貴彦
9.歯内療法
歯内‐歯周病変が疑われる歯に対し歯内療法でアプローチした症例
渥美克幸
10.エンドサージェリー
エンドサージェリーのなかで歯根端切除を必要とする症例
栗原 仁
11.非外科治療
細菌検査を併用した広汎型慢性歯周炎の非外科治療症例
土岡弘明
12.総合治療(1)
全顎におよぶ不良補綴物と歯肉のbiotypeに問題がある中等度~重度慢性歯周炎への対応
佐藤憲治
13.総合治療(2)
骨レベルの平坦化を意識した全顎的対応
小野晴彦
14.咬合再構成
歯周疾患をともなう患者への咬合再構成
中野 浩
15.矯正とインプラント
多数歯先天欠損患者に矯正治療とインプラント治療で対応した症例
岩田光弘
16.全部床義歯
全部床義歯を用いた歯周病患者への包括的治療
平山富興
Chapter4 Possibility
1.歯槽堤保存術
歯槽堤保存術と同時GBRを併用した症例
奥田裕司
2.即時埋入GBR(臼歯)
臼歯部におけるGBRをともなう抜歯即時1回法インプラント埋入
高井康博
3.GBRにおけるチタンメッシュの固定法
チタンメッシュを固定するためにBECS(bone enhancing cover screw)を用いた症例
猪子光晴
4.サイトディベロップメントとしての矯正
矯正治療を利用した組織増大
岡田豊一
5.マイクロエンドサージェリー
外部吸収が起こっている歯に対しMTAを用いたマイクロエンドサージェリー
福地康生
6.インプラント周囲炎(1)
エルビウムレーザーを使用した,インプラント周囲炎に対する再生療法
吉野敏明
7.インプラント周囲炎(2)
エルビウムレーザーを用いたインプラント周囲炎の治療症例
山本敦彦
8.Guided Surgery
無歯顎症例に対してガイデッドサージェリーを応用したインプラント治療
鳥潟隆睦
9.PAOO
上顎中切歯に1/2以上の水平的吸収をともなう60代女性の全顎的矯正治療への対応
田中希代子
10.マテリアル(ジルコニア)
ジルコニアフレームを用いた全顎症例
蘭 源太郎
11.総合治療
包括歯科治療による歯列とデントフェイシャルの再構成治療
佐分利清信
Chapter5 Science
1.APF術式
骨整形・歯肉弁の処置は十分だったか?
歯肉弁根尖側移動術による骨の平坦化により審美性の改善を図った症例
原 博章
2.FGG術式
移植片・歯肉弁の扱いは妥当だったか?
再生療法後に骨外科処置を併用したFGGを確定的歯周外科処置として行った症例
神山剛史
3.再生療法
歯肉弁の切開・剥離は適切であったか?
1壁性の骨欠損に対して再生療法で対応した症例
吉野宏幸
4.根面被覆
術式の選択は妥当だったか?
CPFとCTGによる根面被覆術により歯肉退縮の改善を図った症例
長町健史
5.補綴前処置として歯周形成外科
安定した歯周環境整備のための術式選択は?
歯周外科により清掃性の獲得とバイオタイプの改善を図った症例
金子潤平
6.インプラントポジション
埋入方法,埋入位置,上部構造の形態は適当か?
抜歯即時埋入により上顎前歯部の審美性の改善と機能的改善を図った症例
成川正之
7.下顎GBR+インプラント
GBR時に一次閉鎖しなくとも骨の再建は可能か?
Bio-GideとCYTOPLAST Ti250を用いたGBR
豊岡正隆
8.サイナスリフト
抜歯と同時にサイナスリフトは可能か?
ステージアプローチでインプラント埋入を行った症例
佐久間隆章
9.プロビジョナルレストレーションの形態
清掃性・審美性を考慮した形態修正の進め方は?
治療のゴールを具体化する道標となったプロビジョナルレストレーション
田村太一
10.上顎前歯部プロビジョナルレストレーションの形態
プロビジョナルレストレーションの形態修正は妥当か?
APF後にプロビジョナルレストレーションの形態を調整した症例
成 仁鶴
11.咬合高径の回復
ブラキシズムがある場合の治療ゴールはどこに設定するか?
咬合高径の低下が疑われる患者に対して咬合挙上を行った症例
関根 聡
12.エンドサージェリー
MTAを用いた意図的再植術の予知性は?
意図的再植術により歯の保存を試みた症例
間島 徹
本書のおわりに
小野善弘
ザ・クリニカルデンティストリー
成功に導くためのエッセンス
-
著者
小野 善弘
中村 公雄
佐々木 猛
浦野 智
松井 徳雄
瀧野 裕行 -
出版社
クインテッセンス出版
-
ページ
292ページ
-
サイズ
A4判変型
-
ISBN
978-4781204000
-
価格
16,500円(税込)