2019年3月24日(日)10:00〜16:00に、WHITE CROSSのライブセミナーにおいて、『第9回 DNA特別講演会 歯科と身体〜人間の生きる力と歯科の重要性〜』がネット配信されます。
WHITE CROSSのライブセミナーは、ご自宅、診療室やセミナールーム、出先からでもリアルタイムで参加していただくことができます。また、ハンドアウトの取得、質疑応答への参加も可能で、診療の延長などで見逃した方向けに、1週間の振り返り受講が可能です。歯科医院のメンバー皆さまで楽しむことができる、今までにない研修会です。ぜひご参加ください!
第9回 DNA特別講演会 歯科と身体〜人間の生きる力と歯科の重要性〜 株式会社ヨシダHPへ
今知って欲しい最新の歯科医療がここにある
人間が豊かに生きていく上で、歯科と身体の密接な関わりによる歯科医療の重要性が、年々大きな題目となっております。演者の皆さまには、ご専門である病理学、保存治療学、予防医学、予防歯学、味覚教育など歯科医院のメンバーの皆さまにとって、普段聞くことのできない身体的見地からの最新の研究報告や、明日からの臨床に役立つことをお話いただきます。さまざまな職種の壁を取り払い、この機会にぜひご参加ください。
演者の皆さまよりメッセージをいただいております
#1 エピジェネティクスって何?
仲野 徹 先生 | 医師
昭和32年 大阪生まれ。昭和56年 大阪大学医学部医学科を卒業の後、3年間内科医として勤務。京都大学医学部(本庶研究室)助手・講師、大阪大学微生物研究所教授などを経て、平成16年から現職。
“エピジェネティクスという言葉をご存知でしょうか??
ヒトゲノムが解説され、本当にいろいろなことが明らかになりました。しかし、それだけでは不十分です。遺伝子で発現するには、ゲノムに上書きされた情報である「エピジェネティクス」が必要なのです。アサガオの模様、女王バチへの成長、ネズミの一夫一妻制、記憶や学習、ストレス応答など、実に様々な生命現象にエピジェネティクスが関与していることがわかっています。
それだけではなく、がんや生活習慣病といった病気にも関係していますし、エピジェネティクスを操作する薬剤も臨床で使われています。
講演では、エピジェネティクスとは何か、どこが面白いのかなど、わかりやすく紹介するつもりです。よろしくお願いいたします。”
#2骨の不思議 骨再生の未来
横瀬 敏志 先生 | 歯科医
スペースシャトル宇宙開発のため米国NASAへ派遣。無重力空間での骨の変化と再生について研究を行う。帰国後も再生の生物学的作用を基礎実験を基に検証。特に低出力レーザー治療であるLLLT作用に着目して、骨組織での再生療法や疼痛緩和など、遺伝子レベルのエビデンスに従った臨床応用を行い、その効果を実証している。また教育者としても後進育成に務める。
“「無重力空間での骨の変化」が私のNASAでの研究テーマでした。骨再生はどのようにして促進されるのか?
我々はそのメカニズムにレーザーが大きく関与することを発見し、さまざまな生物学的作用を、基礎実験を基に検証してきました。
特に低出力レーザー治療であるLLLT作用に着目して、骨組織での再生療法や疼痛緩和など、遺伝子レベルのエビデンスに従い、臨床応用を行い、その効果を実証してきました。
今回はこれまでの各種レーザーの特長と細胞生物学的な作用をわかりやすく解説し、骨再生療法を中心として明日からの日常臨床に役立つレーザー治療法も紹介させていただきます。”
#3 日本的なるWell-being論
石川 善樹 先生 | 予防医学博士
1981年、広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。(株)Campus for H共同創業者 「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学など。講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。
“その昔、WHO(世界保健機関)は次のように健康を定義しました。「健康とは、肉体的・精神的・社会的にWell-beingな状態」しかし不思議なとこに、私たち保険医療従事者は、Well-beingとはそもそも何なのかについて、一度も習う機会がありません。
本講演では、最新の知見を分かりやすく紹介するとともに、特に「日本的なるWell-being」について論じてみたいと思います。”
#4 今知ってほしい最新の予防歯科
築山 鉄平 先生 | 歯科医師
九州大学歯学部卒業。佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)の口腔外科においてキャリアをスタートさせる。2006年より米国タフツ大学歯学部歯周病科に留学し、最優秀臨床賞(certificate of excellence)を受賞する。
2009年には、米国歯周病学会ボード認定医取得 。2010年には、米国歯科修士(Master of Science)
を取得し、Boston Periodontal Resident Meetingにおいて最優秀臨床ポスター賞を受賞する。2013年より、PHIJ (Perio Health Institute Japan) コースディレクターを務め、日本社会に理想的なGP(総合診療医)と専門医の対等な連携の構築を目指す。
“人類はこの100年で寿命を約2倍に伸ばしてきました。この劇的な変化は感染性疾患に対する対抗手段を人間が身につけた結果だと言われています。
それに伴い死因順位にも大きな変化が生まれ、1900年の上位を占める感染性疾患(結核、肺炎、消化器感染症)から2010年の上位は加齢に伴う慢性炎症性疾患(がん、心疾患、脳血管疾患)へと大きく死因が変化してきました。
口腔内の2大疾患の1つである歯周病も炎症性疾患であるという観点から全身疾患の1つとみなされるべきであり、私たち歯科医師や歯科衛生士は炎症性疾患予防のフロントラインにたっています。
日本における医療を取り巻く社会情勢をふまえて、「未来型歯科医院」1つの可能性をお話できればと思います。”
スペシャルランチョンセミナー
松嶋 啓介 先生 | シェフ
20歳で渡仏し、2002年に南仏ニースで独立/外国人としては最年少でフランス・ミシュランの星を獲得し10年間維持し続ける。2009年には東京・神宮前にレストランをオープンした。仏ニース在住。
“人を良くすると書いて食、人を良くする事と書いて食事、食を通してのルネッサンスが必要な時代だと思いますが、食べる事の全ては口から始まります。
豊かに生きるためには歯が重要な役割を占めていますが、噛む事を通して味覚教育、そして五感教育と見直していければと思います。”
セミナー詳細情報
日時 : 2019年3月24日(日)10:00〜16:00
会場 : ご自宅や診療室(インターネット経由)
費用 : 7,000円(税込)
対象 : 歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、デンタルスタッフ
振り返り視聴 : セミナー当日見逃しても、3月25日(月)〜4月1日(月)の間、振り返り視聴が可能です。(期間については予定)
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