読み

けっかんめいそうしんけいはんしゃ

説明

痛みがきっかけとなる反射で、特に歯科処置に付随して発生しやすいといわれている。
症状の特徴としては、額などに冷汗を認め、顔面が蒼白になる。場合によっては意識が遠くなったり、意識がなくなったりし、「気持ちが悪い」と吐き気を訴えることや、実際に吐くこともある。バイタルサインでは脈拍数が少なくなり、血圧が急激に下がり、呼吸が抑制されるとSpO2も低下する。
対応としては、直ちに原因となっている痛みや刺激、例えば浸潤麻酔注射などを中止する。体勢を水平位にし、呼吸がしやすいよう衣服をゆるめ、深呼吸を促す。酸素を吸入させ、呼吸抑制や停止に対しては気道確保、人工呼吸を考慮する。