統計学的異質性
読み
とうけいがくてきいしつせい
説明
システマテックレビューでは複数の論文の結果を統合するが、論文間でさまざまな相違点がみられる(患者の組み入れ方法や評価方法など)。このような論文間のばらつきは「異質性」とよばれ、システマテックレビューではこれが許容できる範囲内であるか検討する必要がある。
異質性はそれぞれの研究で得られる結果に反映され、異質性が大きいと結果のばらつきも大きくなる。メタアナリシスでは、各研究の結果を統計学的に解析することで、論文間の異質性を推察する。これを統計学的異質性とよび、I2などの統計量により評価する。一般的に、I2の値が50%を超えると強い異質性を疑う。