オクルーザルスプリント療法
読み
おくるーざるすぷりんとりょうほう
説明
患者の咬合分析と診断に基づいて、その種類を選択し、種類に応じた手順に従う必要がある咬合治療方法。長期間使用するオクルーザルスプリントは咬合理論に基づく理想的咬合面を設定する必要があり、その製作は複雑で容易ではない。天然歯を削合しないことと容易に治療を中断できることから可逆的処置とされ、さらに口腔内装置として医療保険に採用されていることから、広く普及している。一方で、咬合分析・診断を無視した安易なオクルーザルスプリント療法は、顎関節に不可逆的障害を引き起こす可能性があるといわれている。